車検の為の点検方法/エンジンルーム(マスタ・シリンダー)
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点検整備記録簿の点検方法
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マスタ・シリンダー
マスタ・シリンダーはブレーキペダルを踏んだ際に、ブレーキオイルの油圧を各ブレーキに伝えるもので、写真9のように上部にブレーキオイルのリザーバータンクが付いています。
奥に見える黒い円形のものは倍力装置で、ブレーキペダルを踏む力をエンジンの負圧によって補助してくれます。エンジンがかかっていない状態でペダルを踏むと重く感じますが、そのままエンジンをかけると軽く奥まで踏めるようになると思います。エンジンをかけてもペダルが重い場合は、倍力装置に不具合があり、十分にブレーキに油圧がかからないので、点検・修理を依頼してください。
マスタ・シリンダーには写真10のように各ブレーキに油圧を伝える細いパイプが接続されていますので、このつなぎ目部分や倍力装置とのつなぎ目、リザーバータンク下部などからオイル漏れがないか点検します。
また、写真11のようにリザーバータンクに「MAX」、「MIN」の表示があるので油量がこの間にあるかも点検します。このブレーキオイルの油量で、ある程度パッドの減り具合を予測できます。パッドが減るとブレーキキャリパーのピストンがその分、押し出された状態になるので、ピストンが押し出された分、リザーバータンクの油量が減ります。油量が減ってきたら、ブレーキパッドの状態も確認してください。
最近の自動車には写真12のように急ブレーキをかけた時にタイヤをロックさせない為の「ABS(メーカーによって呼び方は変わります。)」が装備されている自動車も多いと思いますので、このパイプのつなぎ目部分などにも漏れがないか点検してください。
また、写真11のようにブレーキオイルが少し茶色がかってますが、新しい時は無色透明です。ブレーキオイルは水分を吸収しやすく、古くなってくるとこのように少しずつ茶色がかってきます。ブレーキを使うとかなりの熱が発するのですが、古いブレーキオイルの場合、この熱によってオイル内に気泡が出来る場合があります。オイル内に気泡が出来ると、ペダルを踏んで油圧がかかっても、気泡がつぶれる事でブレーキキャリパーに十分な油圧がかからず、ブレーキの効きが甘くなり、制動力が落ちてしまいます。どの程度になったら気泡が出来るとかは断言できませんが、古くなってきたブレーキオイルは交換してください。
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